【タベスケ協力店インタビュー 】フードシェアで生まれる新たな商品価値と地域との繋がり

秋田県湯沢市で導入中の「フードシェアリングサービス タベスケ(自治体サービス名:ゆざわタベスケ)」をご利用いただいている協力店「カフェペルーレ 湯沢グランドホテル」様に導入の背景やその効果などを伺いました。

タベスケご利用のきっかけについて教えてください。
カフェペルーレ湯沢グランドホテルでは、2024年9月からフードシェアリングサービスを導入しています。きっかけは市役所からの声かけで、市を盛り上げたいという熱意に共感したこと、また新たなお客様との出会いのきっかけになるかもしれないという期待もありました。
ご利用目的を教えてください。
以前から課題に感じていた食品ロス削減のため、ケーキなどの売れ残り対策としてサービスを活用しています。それまで従業員向けに安く販売していましたが、毎日食べるものではないため、タイミングや時期により販売しづらい状況でした。店頭での割引販売も検討していたのですが、ブランドイメージや客層への影響を懸念して踏み切れずにいました。そのあたりでタイミング良く湯沢市役所から声をかけてもらいました。
タベスケを利用してどんな商品を出品されていますか?
売れ残りそうなケーキやプリン3個セット、また今まで廃棄していたパウンドケーキの端っこやクッキーの端数なども販売できるようになりました。パウンドケーキの端っこなどを出品すると、そもそも販売するつもりがなかったもの(廃棄していたもの)ですが、ユーザーからの評判がよく、喜んでもらいながらロスの削減につなげてもらっています。通常出品しているものというより、出品期限がきれたもの(賞味期限は大丈夫)なものをメインで出品しています。出品期限がきれたものは、もともと出品しているものと比べおいしさはそのままですが、風味や食感が少し変わる場合があるので、その点を理解いただいたうえで購入予約いただく事を前提としています。また、端数が出たものをまとめてセットにて出品もしています。
実際にサービスを利用してみて、お客様の反応はいかがですか?
スマホ上でのやり取りに不安もあったが、予想以上の反響があり驚きました。お客様はリピーターが多く、アプリのお気に入りシステムで通知が届くため、定期的に見てくれているようです。さらにお客様とのコミュニケーションも生まれ、顔見知りになったり、会話が弾むようになりました。フードロス削減だけでなく、新たな販路開拓にもつながっています。これまでにない取組なので、お客様からのフィードバックや会話も弾み、目的が達成できていると感じます。
運用状況について教えてください。
現在、4名のスタッフ全員がタベスケの操作方法を認知しています。常時2名で店を回すので、常時2名がタブレット端末から確認している状況になります。
このサービスをどのようにPRされていますか?
お店にポスターを貼っています。地域柄、高齢な方も多く不安もありましたが、年齢層が高い方にもご利用いただいています。
タベスケを通じての今後の展望について教えてください。
このサービスを通じて、顧客の食品ロスに対する意識も高まっていると感じています。今後は、日常のおやつとして気軽にケーキを楽しんでもらえるようになればと考えています。またアプリ内だけでなく、+αとして何か市民と一緒に食品ロスを減らせる取組をしたいと考えています。ユーザーは、単純に安いからという理由だけでなく、食品ロスを減らしたい(もったいない)と感じて使ってもらっている。これらの意識の共有が顧客と店との間でできており、お客様の意識の高さにも気づけたので、ユーザーと一緒に食品ロス削減に取り組んでいきたいです。

※この記事はフードシェアリングサービス タベスケの公式サイト(https://tabesuke.jp/)に掲載された記事を転載・一部加筆修正したものです。

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