【大掃除特集】ごみ分別検索ランキングをもとに大掃除徹底攻略!

年の瀬を意識するようになると、考えるのが年末大掃除です。家中を磨き上げて、不要になったごみは捨てて…と計画する人も多いのではないでしょうか。

その際、「ごみの分別はこれでいいの?」「大掃除っていつからやるべき?」など、さまざまな疑問が出てくると思います。

本記事では、ごみ分別辞典「ごみサク」で検索された情報から作成したランキングをもとに、気になるごみ分別方法や大掃除のコツ、注意点などを詳しく解説します。

目次

2023年版!ごみ分別辞典検索ランキング!

ごみ分別辞典「ごみサク」では、多くのごみの分別について検索されました。なかでも検索数が多かったTOP10はこちらです。

※ごみサクとは、自治体が無料で作成できる分別辞典サイトです。100以上の自治体が無料で利用しています。

1位:靴
2位:プラスチック
3位:布団
4位:ハンガー
5位:CD
6位:傘
7位:電池
8位:服
9位:缶
10位:カイロ

「言われてみると分別に迷うかも…」と思うものがいくつも入っているのではないでしょうか。日用品としてヘビーユーズしているものでも、いざ捨てる段階になると分からなくなってしまうことがありそうです。

ランキング上位の分別方法を紹介!

分別に迷いがちなごみの数々。実際にはどのように分別するべきでしょうか。ランキング上位5つの分別方法についてご紹介します。

自治体ごとに細かな違いはありますが、ここでは一般的な分別についてご紹介します。実際に捨てるときには自治体のルールを確認してください。

1位:靴

多くの靴は「燃えるごみ」で処分できます。ただし、スパイクや安全靴などの金属的な部品がついているタイプの靴は「不燃ごみ」になることがあります。

2位:プラスチック

ラスチックは「燃えるごみ」です。不燃ごみのイメージを持つ人も多いかもしれませんが、800℃以上の温度で焼却すれば有害物質が出ないことから、近年は燃えるごみとして取り扱われるようになりました。また、資源ごみとしても出すことができます。

3位:布団

布団は「粗大ごみ」としての取り扱いが一般的です。自治体によっては燃えるごみとして出せるケースがあるため、お住まいの自治体が定めるルールを確認しましょう。

4位:ハンガー

ハンガーは使われている素材や自治体によって分別方法が変わります。一般的に木製ハンガーは「燃えるごみ」です。プラスチックハンガー、金属ハンガー、ステンレスハンガーは自治体で異なる場合が多いため、確認をおすすめします。

5位:CD

CDも自治体ごとに分別方法が変わります。たとえば東京都町田市は「不燃ごみ」ですが、神奈川県横浜市では「燃えるごみ」として取り扱われています。こちらも自治体のルールを確認しましょう。

その他粗大ごみや特殊なごみの処分方法

燃えるごみ、不燃ごみのほか、粗大ごみや特殊なごみについても見てみましょう。粗大ごみ、特殊ごみの定義や注意点は基本的に以下のようになっています。

粗大ごみの定義は「1メートル30センチ以上の大型廃棄物」です。家具、布団、絨毯、古木材などが含まれます。

捨てかたは自治体によって異なりますが、捨てるものに回収券(自治体窓口や民間の対応店舗で購入)を貼り、指定日に指定場所へ置く方法が一般的です。自治体によっては自宅まで回収してくれたり、置き場所を指定できたりすることもあります。

特殊ごみはリチウムイオン電池が代表的です。電子タバコやスマートフォンの本体も該当します。

特殊ごみの場合、分別の手間を省きたいからといって、燃えるごみや不燃ごみと一緒に出してはいけません。分別せずに出すとクリーンセンターでの処理時に発火トラブルが起きる可能性があるためです。

指定日の収集に捨てたり、自治体が置く回収ボックスを利用したりするなど、ライフスタイルと自治体のルールを照らし合わせながら捨てかたを選んでください。

ごみ分別アプリの紹介

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ごみの分別をしっかりしたいと思っても、やはり迷ってしまうことは少なくありません。そこでおすすめしたいのがごみ分別アプリの「ごみスケ」です。

「ごみスケ」は、ごみ収集日の確認や出し忘れを防ぐアラート機能、種類別のごみ出し方法など、日常のごみに関する問題を解決するアプリです。

160以上の自治体が導入し(2023年12月時点)、バージョンアップを繰り返しながら、地域住民のごみ捨てに関する悩みや要望に応え続けています。

「ごみ分別辞典」も搭載されており、分別に迷った時にはスマートフォンですぐに解決できます。模様替えや大掃除で発生する「分別が難しいごみ」も簡単にチェック可能です。

もしお住まいの自治体で対応しているのであれば、ぜひスマートフォンにDLしてみてください。

年末大掃除の基本

ごみの分別方法や処分方法が分かれば、心置きなく年末大掃除にトライできます。スムーズに進められるよう、準備や掃除のコツについておさえておきましょう。

大掃除の準備

大掃除に向けた準備は、スムーズな作業に欠かせません。まず、必要な掃除用具を整え、取り出しやすい場所に配置しておきましょう。使い勝手の良い環境づくりは作業の効率をアップさせます。また、先に処分できる手軽なごみを整理しておくのもおすすめです。

大掃除のスケジュール

通常、大掃除は12月13~28日に行う人が多いようです。掃除範囲が通常よりも広く、汚れも多いため、計画的な段取りや時間配分ができるよう、余裕をもったスケジュールを立てましょう。

スケジュールに余裕がない場合は、「大掃除でここだけはきれいにしたい!」と思う場所を重点的に選び、1日3時間程度で作業が完了できるような工夫をしましょう。家全体の大掃除は無理でも、気になる場所をきれいにするだけでスッキリした年越しを迎えることができるでしょう。

掃除のコツ

まず、雑巾をあらかじめまとめて用意しておきましょう。作業中に交換や洗う手間を最小限にして、作業時間を確保します。
掃除する場合は上から下、奥から手前に行うと、効率的で見落としもなくなります。
また、取りにくい汚れがある場所には、事前に洗剤をなじませておきましょう。汚れに浸透して落としやすくなります。このような小さな工夫が大掃除を効率的かつ快適に進めるポイントです。

大掃除の注意点と安全対策

大掃除をするときには、進行方法を工夫しながら行うと効率的に進められます。また、普段はあまり触れない場所を掃除することもあるため、注意点や安全対策を意識しましょう。

換気と掃除の同時進行

掃除中は換気が大切です。ホコリまみれの空間で長時間作業することは、不衛生なだけではなく、健康を害してしまうこともあります。部屋の外にホコリを追い出すためにも、換気を意識しながら掃除しましょう。

室内掃除の場合、午前中がおすすめです。早い時間から窓を開けておくと換気しやすくなります。

午後は窓拭きや外壁掃除を検討しましょう。暖かい時間になるため、寒気を感じがちな場所の掃除にぴったりです。

高所作業の際の注意

棚の上や電球、電気の傘など、高所の掃除をする場合には予想外の汚れや、足元に注意しましょう。

普段掃除をする機会が少ない場所には汚れが溜まりがちです。ホコリだけならまだしも、虫の死骸など、人によっては苦手なものがあるかもしれません。苦手な人よりも耐性のある人が担当するといった配慮があると安心です。

また、高所作業では脚立や足場を使うこともあります。その際は落下防止のため、一人で行わず、必ずほかの人に支えてもらうようにしてください。

化学物質の取り扱いに注意

普段なにげなく使っている家庭用品のなかには、思わぬ化学物質を含んでいるものが少なくありません。

一部の洗顔料や整髪剤、化粧品、ガラスクリーナー、カビ取り剤、飲み残した薬などは、適切な捨てかたをしないと化学物質が自然環境に悪影響を与える原因になってしまいます。

一人一人が出す量は少なくても、積もり積もれば環境汚染を引き起こしかねません。自治体のルール確認や「ごみサク」を利用するなど、適切な捨てかたをしてください。

怪我や事故防止のポイント

まず、掃除中に出た危険物(割れ物の破片やガスが残った古いスプレー缶など)はすぐに取り除き、一カ所にまとめて管理します。破片で怪我をしないよう、軍手をするのもおすすめです。

ガスが残った缶のようなものがある場合には、爆発防止のため、火気から離れた場所に置きましょう。

2メートル以上の高さがある場所を掃除するときには、何よりも落下に注意してください。一般のご家庭ではあまりないかもしれませんが、足場が2メートル以上の高さになる場合、法律でハーネスや安全帯が必要だとされることもあります。

あまりにも高い場所は無理に自分で掃除せず、プロの掃除業者に依頼するのもひとつの方法です。

年末大掃除の忘れがちな箇所

しっかり大掃除をしたつもりでも、つい忘れがちな場所があります。意外な場所も多いため、ぜひチェックしておきましょう。

キッチン

普段から掃除しているつもりでも、内側の袋を変えるだけのゴミ箱や、中身を入れ替えるときしか開けないキッチンストッカーは見逃しがちです。

ゴミ箱は浴室や庭で食器用洗剤を使って水洗いし、キッチンストッカーは賞味期限が切れた食料の整理整頓をしておきましょう。

浴室・トイレ

浴室やトイレもよく掃除しているはずですが、大掃除で気にしたいのは「換気口」です。換気口は普段の掃除では見落としがちではないでしょうか。ホコリが溜まると換気機能が落ちてしまいます。

ハンディモップでホコリを取り、周囲に黒ずみがあれば除菌タイプのウエットシートや洗剤を含ませた雑巾でふき取りましょう。

収納スペース

収納スペースにもホコリは溜まっています。クローゼットなら衣類の繊維もホコリに混ざりますし、掃除用具の収納場所ならホウキやモップに残っていた汚れが落ちているかもしれません。

ほかの場所と同様、ホコリ取りや雑巾がけなどできれいにしましょう。

窓やカーテン

換気のために開け放していた窓やカーテンをうっかり掃除し忘れた!ということも珍しくありません。大掃除のスケジュールを立てるときに意識しておくと忘れにくくなるのではないでしょうか。

窓はクリーナーを使って1年の汚れを磨き落とし、カーテンは洗濯機で洗えるものは洗濯機で、洗えないものはクリーニングに出して汚れを落としましょう。

まとめ

年末大掃除で普段しない細かなところまで掃除をして新年を迎えましょう!
スムーズに掃除ができるようにスケジュールをたてたり、効率よく掃除するためにごみの分別方法をすぐに調べられるごみ分別アプリや分別辞典のWebサイトも用意することもおすすめです。

 

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