【川越市】10万ダウンロードを突破! 川越市に聞く「ごみスケ」活用成功の秘訣

2014年にごみ分別アプリ『ごみスケ』を導入し、10年以上にわたり運用されている埼玉県川越市様へのインタビューを実施しました。10年以上活用したからこそ見えてきた、アプリの導入効果や活用ポイントについてお話を伺いました。

スマートフォン一つでごみに関する情報が確認できる

ごみスケの機能で、「これは良かった」と感じるものはありますか。
スマートフォン一つでいつでもどこでもごみの分別方法や回収日を確認することができるという点をとても評価しています。最近では、ごみの情報発信の媒体として「お知らせ機能」と「ホーム画面の機能」がとても役立っています。近隣の市町村でリチウムイオン電池が原因の火災が発生した際に注意喚起といった内容をお知らせ機能とホーム画面を使って周知することができたので、すごくこの機能は便利だなと思いました。必要な情報が一元化されている点や、時間指定で「ごみの出し忘れ防止アラート」がされるという機能も、とてもいいなと感じていますね。
ごみスケ上でリチウムイオン電池火災の注意喚起
ごみスケ上でリチウムイオン電池火災の注意喚起
ごみスケがリリースされてから10年近く経ちますが、広報で工夫されていることはありますか?(インタビュー当時2025年8月)
市の広報紙で毎年ごみスケの紹介をしております。それにお知らせ機能やホーム画面機能、ごみの出し忘れ防止アラート、いろいろ便利な機能があることを記載してごみスケを使ってもらえるような工夫をしております。 また、よく転入者の方からごみの分け方、出し方についての問い合わせを受けるのですが、川越市ではこんなアプリを展開していますというのを電話対応等でお伝えすることでもちょっとずつ広まっているのを実感しています。

問い合わせ件数も削減して、情報がリアルタイムで届く

ごみスケを導入されてからお悩みや課題が解決された点があれば教えてください。
これまでごみの分別方法や収集日などの問い合わせを電話でいただくことが多かったのですが、ごみスケですべて確認することができるので、平日の問い合わせ件数が減ってきているなという所感があります。それにアプリがあれば、相手に即日で情報が届くメリットがある点も利点だと思います。
ごみスケを導入してよかったと感じた瞬間や印象的なエピソードがあれば教えてください。
リチウムイオン電池の火災があった時に、すぐに情報発信することができたのでごみスケがあってよかったと思いました。どうしても広報誌だと届けるのに時間がかかってしまうので、アプリの即時性は非常に役立ちました。 また、窓口で「ごみの日程を知りたい」と市民の方が来られた際に、ごみスケの紹介をさせてもらいました。すると市民の方も「こんなのあるんだ」と納得され、アプリをダウンロードしていただけました。アプリを通じて、市民の方がごみ分別の情報を自ら把握できるようになったことを実感できた、印象的なエピソードです。
高齢者の方や外国人の方など、多様な層へのアプローチで工夫されている点はありますか?
アプリを導入する上での課題として、やはり「アプリをダウンロードするまでのハードルが高い」「操作方法がわからない」という問い合わせをいただくことがあります。そういった場合は、電話で時間をかけて一緒に操作方法を説明し、一つずつ理解いただけるようにお伝えしています。また機械に不慣れな方が多いからこそ、広報誌の冊子にアプリの情報を掲載していくことも、効果的な周知方法だと考えています。
今後、「こんな機能があったら良いな」と思うものはありますか。
今回外国語対応したということで、外国人の方にも活用していただきたいです。外国人の方のごみの出し方に関するお問い合わせが結構来ているので、今後ごみスケを使って外国人の方にもごみの出し方を簡単に理解していただけるようになっていければなと思っています。加えて、高齢者の方にもごみスケを使ってもらえるよう、より一層幅広い層で利用者拡大を目指していきたいです。

累計10万以上のダウンロード数を突破!

最後に、他の自治体さんや導入を検討している方々に向けて、導入する際に気をつけることやアドバイスがあればいただけますでしょうか?
アプリの運用では、特に収集日程のような重要な情報を発信する際に、誤った情報が公開されると大きな影響が出る可能性があるため、データのダブルチェックを念入りに行うことが重要です。 アプリというところもあり、若者や現役世代の方は機械慣れしている方が多いので、すごい反響や効果も高いです。データのダブルチェックを注意深く行っていただければ、良い結果につながると思います。最初は市民の方に使ってもらえるのかと不安があると思います。川越市としても導入当初は「本当に使ってもらえるのか」という思いもありました。しかし10年以上たって累計10万件以上のダウンロード数となり、今では市民の生活の一部となっています。不安かもしれませんが導入してみることで成果は出ると思います。
自治体 埼玉県川越市
世帯数 約17万世帯
担当部署 資源循環推進課
アプリ名 川越市ごみ分別アプリ

「川越市ごみ分別アプリ」の詳細は下記よりご覧ください

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