【兵庫県姫路市】削減効果の「見える化」で、施策の効果測定が可能に

姫路市 環境局美化部 リサイクル課

Utteco Katteco by タベスケ 世帯数約22万9千 担当部署:環境局美化部 リサイクル課

タベスケロゴ

姫路市では、どのように食品ロス削減に取り組んできましたか。

当市では、「食べきり」や「食べ残しの持ち帰り」を促す事業者登録制度の創設のほか、食品ロスについて住民が学べる動画の配信や出前講座を行ってきました。しかし、いずれも「呼びかけ」にとどまる内容で、効果測定もできないため、実効性が不明確な状況でした。そこで、改善策を公募したところ、賞味期限が近い食品などを割引価格で売りきりたい事業者と、消費者である住民をオンラインでマッチングする『タベスケ』というシステムをG-Placeから提案されたのです。

 

その提案をどのように評価したのでしょう。

「従来の『呼びかけ』以上の効果を生み出せる仕組みだ」と感じました。というのも、『タベスケ』を使えば、住民は食品を低価格で購入でき、事業者は廃棄を減らせます。双方にメリットがある仕組みなので、自発的な行動を促せると期待しました。加えて、取引された食品の重量を自動集計して、削減効果を「見える化」できる機能があるため、施策の効果測定や広報活動にも活用できると考えました。

 

システム導入後、どういった成果を得られましたか。

導入から現在までの約2年間で、『タベスケ』を通じて累計約11トンの食品ロスを削減できました。こうした実績は、予算や施策を検討する際に活用できるうえに、食品ロス削減に関する取り組みについて情報発信する際のインパクトが大きく、市民の意識向上にも役立っています。引き続き『タベスケ』の認知拡大に努め、さらなる食品ロス削減につなげていきます。

 

システムの詳細は下記よりご覧ください。

システム詳細を確認する

タベスケ

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2023年8月8日に自治体通信にロカスタを取り上げていただきました。
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