無料オンラインごみ分別辞典「ごみサク」を6月1日にリニューアル

創業から50年以上にわたり自治体ビジネスを手掛ける株式会社G-Place(本社:京都府長岡京市、代表取締役:山中 利一)は、2020年6月1日にごみ分別辞典サイト「ごみサク」をリニューアルいたします。この度のリニューアルはリユース(再利用)の推進を強化するもので、当社は今後、当該サイトを通じた家庭ごみの減量を図っていきます。

(「ごみサク」サービス概要: https://gomisuke.jp/gomisaku )

ごみ分別辞典「ごみサク」

■ごみ分別辞典およびリニューアルの概要

「ごみサク」は、当社が提供するシステムを利用して自治体が構築する、オンライン上で家庭ごみの出し方を検索できるごみ分別辞典のウェブサイトです。利用自治体に居住・滞在しているユーザーは、ごみとして捨てたい物がその市区町村において可燃、不燃、資源といった分類のどれに当たるか、および該当する分類のごみの出し方に関する規定や留意点などを確認することができます。

サイトのリニューアル後は、これらの情報に加えて様々なリユース先が表示されるようになります。捨てたい物の品目に応じた適切なリユースの選択肢を提示することで、ごみとして廃棄する以外の選択をユーザーに促し、ごみの排出量削減を目指します。

■リユースの推進と家庭ごみの減量促進の具体例

ごみ分別辞典を利用するユーザーには「不用品を処分したい」というニーズがありますが、必ずしも「ごみとして捨てたい」わけではありません。当社はこの点に着目し、リユース先を同じ画面内に表示することで、結果的にごみとして捨てるのではない選択を促すことができると考えました。すでに一定のユーザーを獲得しているサービスに機能を追加することで、効果的にリユースの推進を図ります。

例えば、「革靴」を処分しようと考えたユーザーがそれを何ごみとして捨てたらいいのか分からない場合、住んでいる自治体の「ごみサク」のウェブページを開いて、「革靴」という品目を検索します。その際、これまでは革靴が可燃や不燃などどの分類とされているか、および収集日や指定袋の有無といったごみの出し方を確認することができました。リニューアル後は、同一ページの下部に、古着買取り販売業者や衣料品の寄付を行うNPO法人といった、検索品目に関連するリユース先が表示されるようになります。(※1) 表示されたリユースの内容に関心を持ったユーザーは、アイコンをクリックしてリンク先で詳細を確認し、そのサービス等を利用するかどうか検討することができます。様々な選択肢を提供することで、廃棄物として排出され、収集・処理される家庭ごみの総量を減らしていくことにつなげていきます。

※1 リユースに関する情報は、広告として出稿されたものが表示されます。実際の表示内容は、提携先により異なります。この広告出稿に関しては「ごみサク」のサービス提供先である各自治体の関与はなく、また表示内容が広告であることはユーザーに分かるようにウェブページ内に明示されます。

■リニューアルに際した担当者からのコメント

「当社は、1968年の創業から全国自治体のごみ減量促進を支援しており、リデュース(削減)を目的とした制度であるごみ有料化施策をサポートする様々なサービスを提供してまいりました。また2013年には、適切な分別を通してリサイクル(再資源化)を促進するとともに、ごみの適正排出を助けるスマートフォンアプリ構築サービス「ごみスケ」の提供を開始し、現在では110以上の自治体に導入いただいております。

そしてこの度、次なるステップとしてリユース(再利用)を推進していくため、現在展開しているごみ分別辞典サイト「ごみサク」をリニューアルすることに決定しました。当社は、家庭ごみの適正排出および減量施策の最前線にいる自治体との協業を通じて、日本全国の3R推進に寄与して参ります。」

(株式会社G-Place ICTサービス事業チーム シニアマネージャー 山本 達也)

■ごみ分別辞典無料構築サービスおよびウェブサイト「ごみサク」の特徴

自治体向けのオンラインごみ分別辞典無料構築サービスは、2015年10月に提供を開始しました。2019年12月には利用自治体数が100件を突破、また直近一年間のごみ分別辞典のユーザーが100万人を突破しています。同期間内に9回以上辞典を利用したユーザーは約10万人で、利用者全体の約10%が定期的に利用していることが分かります。(※2)

最大の特徴は、無料で、簡単にごみ分別辞典のウェブページを作成することができる点です。当サービスを利用する自治体は、当社が管理・保有するウェブサイトの中に各自のページを作成し、ユーザーに情報を提供します。その際、インターネットを通じて運用システムに接続し、必要な情報を入力することでページが自動生成されます。ウェブサイト作成に関する専門知識や専用ソフトウェアは不要です。

もう一つの特徴は、ユーザーにとっての利便性が高いことです。品目ごとのごみの分類や、ごみの出し方は、自治体のウェブサイトで公開される一覧ページや、入居時に役所の窓口などで配られる紙の冊子でも確認することができます。しかし、オンライン辞典であれば検索機能を使って知りたい情報をより早く、簡単に見つけることが可能です。分別や捨て方のルールを調べる際は、それらの情報を知りたい市区町村のページを開き、品目を50音順の一覧から探すか、検索窓に単語を入力してキーワードで検索します。

さらに、「ごみサク」でつくられる「ごみ分別辞典」にはAIチャットボット機能があり、あいまいな語句を入力した場合に複数の候補が提示されるなど、会話形式で品目を絞り込んでいくような検索方法が可能なため、より使いやすい仕様になっています。(※3)

※2 2019年1月1日から2019年12月31日までの12か月間に、オンライン辞典でごみの出し方を検索したユニークユーザー数(当社調べ)

※3 チャットボットとは、「チャット(=会話)」と「ボット(=ロボットの略)」を組み合わせた言葉で、テキストや音声を通じて会話を自動的に行うプログラムのことです。この会話プログラムに、AI(=人工知能)の技術を取り入れたものが、AIチャットボットと呼ばれています。

<株式会社G-Placeについて>

1968年に日本グリーンパックスという社名で事業をスタートした弊社は、創業50周年を迎えたことを機に、2019年5月に現社名に変更いたしました。「アイディアで未来をつくる、創造総合商社」を掲げ、様々な分野で独自性のある商品・サービスを提供しています。創業から一貫して、全国自治体のごみ減量促進を支援しています。また、再生可能エネルギーに関する資材や再生樹脂製品の販売、天然由来成分のオリジナルコスメ・雑貨の企画販売などを行っています。さらに海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開しています。

(株式会社G-Placeウェブサイト: https://g-place.co.jp/ )