「リターナブル容器」とは?使い捨てプラ製品を削減する取り組みについて

中身を消費した後に返却・回収し、洗浄して再び使用する「リターナブル容器」

日本で代表的なリターナブル容器はビールびん、一升びんなどのびん製品です。プラスチックごみそのものの量が減るため、イベントで導入されたりと注目の手法です。

プラスチックごみ問題とは 

世界の海には合計で1億5,000万トンのプラスチックが存在していると言われており、2050年には海洋プラスチックごみの量が魚の量を上回るという予測もあります。こうしたプラごみは、やがて小さな粒子「マイクロプラスチック」になり、数百年間以上自然界に残ります。マイクロプラスチックは海洋生態系に影響を与えるだけでなく、生態系に取り込まれ循環し、人間の食べ物にも含まれている可能性が指摘されています。

また一方、プラスチックは石油を原料として作られるものであり、このまま生産拡大が続くと、2050年には消費する原油の20%がプラスチック生産に使用されるとする予測もあり、深刻化する地球温暖化への影響も大きな問題となっています。

※出典:WWF(R)「海洋プラスチック問題について」

プラスチックごみ問題の解決策の1つとして注目されている「リターナブル容器」

脱プラスチックを求める世界の情勢に後押しされ、今注目されているのが『リターナブル容器』です。これは、カフェやレストランでテイクアウトを利用するとき、使い捨ての容器ではなく、再利用可能な容器で食事が提供されるサービスです。利用者は食べ終わった容器を店舗や返却ボックスに返却するだけでよく、利便性の高さとごみ削減の効果が注目されています。ごみを出さないライフスタイルがトレンド化する中、ドイツでは9,600店が参加するサービスが登場するなど、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中でいくつものサービスが立ち上がり、多くの人々に支持されています。

実証実験での取り組み  

リターナブル容器の広がりを受けて、弊社(株式会社G-Place)では実証実験を行いました。

 実証実験は北九州テレコムセンターロータリーに出店するキッチンカーで提供されるランチを対象に行いました。実証実験に協力してくださる利用者にモニターとして登録いただいたうえで、リターナブル容器を利用してもらい、用意した返却ボックスに返却してもらいます。返却された容器は社会福祉施設「わくわーく」にて洗浄を行い、再びランチ提供に利用します。利用する容器はランチ提供者、洗浄実施者の意見を元に選定しました。

今後について

今後もプラスチック容器削減の流れが続いていくと思いますので、参加する人が無理なく取り組めるような仕組みづくりを考え、広めていくことでプラスチックごみ削減に貢献していければと考えています。

 

関連コラム

  1. ごみ分別って?外国の方に理解してもらう方法を伝授!

  2. 食べ残しが資源に!飼料やエネルギーになる食品残渣とは

  3. マイボトルは不便?マイボトルの選び方や給水スポットをご紹介!