【フルハーネスの着用義務化※により全国で導入・お問い合わせ増加中!】
アクロバットとは、世界の安全基準に適合した”建物側に常設する転落防止システム”です。屋根上での作業、はしごの登り降り、トラックの荷台等での高所作業時において墜落・転落事故から作業者の命を守ります。
※労働安全衛生法施行令および労働安全衛生規則の一部改正により一定高さ以上において2022年1月より完全義務化
解決できる課題1
墜落・転落による事故防止
解決できる課題2
フルハーネス着用義務化への対応
解決できる課題3
安全性と作業効率の両立を実現
ポイント1.日本における労働災害及び墜落・転落事故の現状
厚生労働省では、労働災害発生状況を毎月集計し、集計結果を公表しています。
毎年多くの事故が起きているなかで、高所からの墜落・転落に関する事故が占める割合は非常に大きく、死亡災害としては交通事故を凌いで最多の216件、全体の26%を占めています。また、休業4日以上の死傷災害においても転倒に次いで2番目に多く21,346件発生しており、これも全体の17%にのぼります。
労働災害の総数は年々減少傾向にありますが、墜落・転落事故に関しては直近3年間を見ても死亡事故数で200件、休業4日以上の死傷災害では20,000件を下回ることはなく、依然として高所安全対策には課題が多いと考えられます。
民間・公共に関わらず人材不足が進む中、様々な観点で労働環境を改善していこうという風潮が強まっており、労働現場での安全対策の充実は急務と言っても過言ではありません。
ポイント2.フルハーネス型墜落制止用器具の着用義務化とは
厚生労働省の「第13次労働災害防止計画」の8つの重点事項のひとつ、”死亡災害の撲滅を目指した対策の推進”を背景に、安全対策の強化としてフルハーネス型墜落制止用器具の着用が2019年2月1日から原則義務化されました。労働安全衛生法施行令と労働安全衛生規則の一部改正により、従来の安全帯という呼称も「墜落制止用器具」へと変更され、新規格が制定されるとともに2019年8月からは旧規格品の製造が禁止されています。
これにより欧米ではすでにスタンダードである”フルハーネス型墜落制止用器具”が、日本でも一定の高さ*において着用を義務づけられることとなりました。
2022年1月に経過措置(猶予期間)が終了し、その後は旧規格品の販売・着用が禁止となるため、実質的な新規格フルハーネスの着用義務化が始まることとなります。
* 高さ6.75m以上の高所(建設業では5m以上で推奨)
また、高さが2m以上の箇所で、作業床を設けることが困難な場所において、フルハーネス型の墜落制止用器具を用いて作業にあたる場合は、予め安全衛生特別教育を受けることが必須となりました。作業者自身が正しい知識で正しく器具を使用することで、高所作業時の事故を未然に防ぐことが期待されます。
ポイント3.ではどんな高所安全対策が必要なのか
高所安全対策は2つのポイントに分けて考える必要があります。
1つはそもそも落ちないための対策(レストレイントシステム)。そしてもう1つは万が一落ちてしまった時に命を守る対策(フォールアレストシステム)です。
厚生労働省の個人用保護システムの分類例では下記のように分類しています。
※「2 ワークポジションシステム」と「3 ロープアクセスシステム」についてはロープ等の張力で支持するもののためここでは割愛します
フルーハーネスの着用義務化は、上記のフォールアレストシステムにあたります。
- 万が一、屋根から足を滑らせてしまった時・・・
- 足場から転落してしまった時・・・
- 天窓を踏み抜いてしまった時・・・
地面等への激突を防ぐための機構であり対策です。
では、”そもそも落ちない”ための機構、対策(レストレイントシステム)についてはいかがでしょうか。
ポイント4.日本にはレストレイントシステムに対応する規格がなく、製品もほとんどない
実は、日本にはまだこの”落ちないための対策(レストレイントシステム)”に対する規格がなく、労働現場においても仮設の親綱を張るのが唯一の選択肢です。
仮設の安全対策に関して言えば、建設現場などでは比較的採用されていますが、管理やメンテナンス業務などの日常的な業務においては都度の安全対策費用の予算がなく、それすら講じられていないのが現状です。
実際に弊社へ高所安全対策をご相談頂いた会社様の中には、フルハーネスを着用してはいるもののランヤードフックをどこにもかけずに屋根上での作業を行っていたという会社様がおられました。
法律に従ってフルハーネス型墜落制止用器具を購入し着用したはいいけど、肝心のフックをかける先がない!という事態は意外と多くの場所で起きているのです。
前置きが長くなりましたが、ご紹介する常設型転落防止システム「アクロバット」なら、この問題が解決できます!
製品詳細
アクロバットはシンガポールで生まれた欧州EN規格に準拠する安全性の高い常設型の転落防止システムです。
マリーナ・ベイ・サンズやチャンギ国際空港などの世界のランドマーク建築物に多数採用されています。
アクロバットには水平型、垂直型、懸垂型の3種類があります。
それぞれの用途と特長は以下のとおりです。
水平型
■用途:建物屋根や屋上からの転落防止
■特長
- 屋根形状や材質に合わせた自由設計
- フックの掛け替えなく移動が可能
- ハゼ式折板屋根であれば穴あけ不要
- 危険箇所への接近を抑制
- ショックアブソーバー内蔵
垂直型
■用途:はしごの登り降り時の転落防止
■特長
- 登りも降りもスムーズに追従
- どの場所でも取り付け取り外し可能
- CEマークを有し最新の基準に適合
- サビに強い材質で高い耐候性
- ショックアブソーバー内蔵
懸垂型
■用途:屋外や車両上からの転落防止
■特長
- トラック等荷台での作業に対応
- 業務を妨げないスムーズな追従
- 個別設計で設置場所を選ばない
- 屋内・屋外どちらにも対応可能
- ショックアブソーバー内蔵
商品名 | 常設型転落防止システム「アクロバット」 |
商品概要 | 専用の部材を建物側に取り付け、ワイヤーを通したものを親綱として利用し、フルハーネスと併用して墜落・転落を防止するシステム |
部材1 | ステンレスワイヤー |
部材2 | グライダー |
部材3 | 端部器具(ショックアブソーバー) |
部材4 | 端部器具(張力調整用) |
部材5 | クランプ(屋根掴み金具) ※水平型 |
部材6 | スパイダー(アンカー支持パーツ) ※水平型 |
備考 | ・欧州EN規格に準拠 |
金額 | 詳細は本ページ下部の専用サイトよりお問い合わせください |
導入の流れ
- STEP1
- STEP2
- STEP3
- STEP4
- STEP5
- STEP6
- STEP7
お問い合わせ
下記サイトのお問い合わせフォームより必要事項をご記入いただき、送信してください。また、お見積依頼についても常時承っております。
現地確認・ご提案
担当者からご連絡をさせていただきます。可能であればお伺いし、自治体様の設備・施設に合わせて最適な製品と設置活用方法を提案をいたします。ウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの面談にも対応しております。
詳細設計・仕様確定・御見積り
設置の意向をご確認後、詳細設計を行います。仕様が確定し次第御見積書をご提出いたします。
※詳細設計にはG-Placeが得意とする屋根上太陽光の架台設計ノウハウを活用
契約・申し込み
申し込みいただいた後、弊社側で製品の製造・導入に向けた準備・設置工事の段取りを行います。現地で必要な準備や、内装などの手配など自治体側でも準備を進めていただきます。
※既存の施設活用度合い、プロジェクト規模によりますが、最短3ヶ月程度での設置完了が可能です
設置工事
設置工事を行います。案件の大きさにもよりますが、設置は予備日も含め1~3日で完了します。
完成・お引き渡し
設置完了後はしっかりと使い方の説明をさせていただきます。テストを実施し検収確認をお願いいたします。問題がなければお引き渡しとなります。
メンテナンス
年に1度のメンテナンスをお願いいたします。設置から3年間は無償でメンテナンスを行いますので、日時調整をお願いいたします。