埼玉県加須市 世帯数約4万8千 担当部署:資源リサイクル課
ごみの有料化導入検討のきっかけは何ですか。
現在の加須市は平成22年に加須市・騎西町・大利根町・北川辺町の1市3町が合併してできた市です。合併前から旧3町はすでにごみの有料化を実施していましたが、旧加須市では未導入でした。
合併後、ごみの捨て方を統一するためのいくつかの案がありましたが、ごみの減量化や資源化の促進はもちろんのこと、市民の皆様のごみに対する意識の醸成を促すために、受益者負担の考え方を基本として、市内の全地域で指定ごみ袋制度を導入することになりました。
弊社をお選びいただいた決め手は何ですか。
旧3町では指定ごみ袋に係る業務を役所の職員が行っていたのですが、ごみ袋の受注や在庫管理、出納管理など、各々のタイミングで動いている取扱い店舗様を取りまとめるために、ごみ袋の担当者はこの業務に相当の時間を費やしていたようです。
合併後に指定ごみ袋制度を統一するという話になった際に、当時の担当者は旧3町の担当者からそのような話を聞いていて、あまりに効率が悪いのでどうにかできないかと考え、ごみ袋の製造業者や市税の出納管理システムを納入している事業者などに、管理業務をできる会社に心当たりはないか、もしくは業務を受けてもらえないかと声をかけたようですが、どの会社様にもお断りされるばかりだったと言います。
そんな折、(株)G-Place様(旧日本グリーンパックス(株))が営業で当市の窓口まで来て、まさに当市が必要としていたような業務を御提案くださり、はじめは遠方の会社様ということもあり不安もあったようですが、当時は前述の通り、同様の業務を請け負ってくれる事業者がいなかったことや、他自治体での実績があったことも決め手となりました。
弊社への業務委託の結果はいかがですか。
当市の指定ごみ袋取扱店舗様は数多くあり、更に店舗様によっては実績報告の担当者様と支払いの担当者様が異なるなど様々な条件がある中で、いつも確実で安定した対応をしてくださっています。
ごみ関連の業務は止めることができないことばかりですが、例えば普段やりとりをさせていただいているご担当者さまが不在の際も、きちんとチームの方が対応してくださるので、業務上で不自由を感じたことはありません。
こちらから問い合わせをした際のレスポンスも早いですし、何かイレギュラーな事態があった時も柔軟に対応して下さり、また逐次連絡をいただけるので安心してお任せできています。
今後の展望があればお聞かせください。
現在はまだ埼玉県内でごみの有料化を導入している自治体は少ないですが、今後はごみの減量化・資源化等を目的として、有料化に踏み切る自治体も増えていくのではないかと思います。そうなると製造数の確保やポリ袋の原材料費の高騰など、有料化を導入済の自治体にとっても懸案となる事柄が出てきそうですが、人が生活する限りごみは毎日発生しつづけるので、それをまとめるごみ袋の供給も止めることはできません。
どんなときも住民の皆さまに混乱をもたらすことがないよう、確実な運用をしていくことが一番大切なことだと考えています。
システムにこういった機能があったらいいなと思うことがあればお聞かせください。
現状ではとくに不足はないです。
システムの詳細は下記よりご覧ください。